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アストンマーティン ラピード <もっともスタイリッシュな4ドアクーペと評される「ラピード」>
2023.02.13更新 新入庫予定
5mを超える大柄なボディーは、世の中に存在する4ドアクーペの中でもっともスタイリッシュと評されているとおり。あまりに美しく、そして色気を感じさせるスタイリングを持つ。大きく口を開けたフロントグリルのインパクトは強烈。14度上方に斜めに開くようにしてアクセス性を高めたという「スワンウイング」の4枚ドアを開けたときの絵柄も、これまた印象的です。
ドアを開けると、車内には独立した4人分のバケット形状のシートが備えられている。まるでショーモデルのコンセプトカーのような雰囲気です。インテリアの各部にふんだんに配された、いかにも厚そうなレザーや、太い糸を用いたステッチなども独特で、生産台数の多い高級車にはない造りとなっているのが印象的です。
装備はアナログ的で、いまどきよくあるハイテク装備は見られません。イグニッションキーは差し込むタイプで、スマートキーではないし、ステアリングポジションを合わせる機構は電動ではなく手動。シートポジションを合わせるためのスイッチはセンタートンネル側面のユニークな場所に設定されております。一方で、シートクーラーのような快適性を高める装備や、バング&オルフセン製の高級オーディオなどは標準で付きます。
ラピードSに与えられたエンジンは、最新世代の「DB9」や「ヴァンキッシュ」にも積まれる第4世代のV型12気筒6.0リッター「AM11」型ユニットです。このところ高価格帯のハイパフォーマンスモデルにもダウンサイジング過給エンジンの採用例が増えている中で、アストンマーティンが自然吸気のV12エンジンをチューンアップして搭載したことに潔さを感じます。
エンジンをスタートさせた瞬間に、いかにもV12らしい咆哮を轟かせるのも、これまたたまらない。加速の鋭さも、刺激的なサウンドも、「S」の称号への期待に十分に応えるものです。踏み込めば見事なまでに調律されたV12エンジンが、マルチシリンダーサウンドを放ちながら驚くほどスムーズに吹け上がっていき、最高出力はヴァンキッシュより若干抑えられているものの、ラピード Sのほうがより低速トルクが太められているせいか、乗っていて扱いにくく感じることはありません。
重量級のクルマながらハンドリングは軽快です。アルミニウム製プラットフォームによる、前から後ろまで1本の筋が通ったような剛性感があり、操舵に対して極めて俊敏に応答する。2tという重さを感じさせなく、前後ダブルウィッシュボーンのサスペンションは、ADS(アダプティブ・ダンピング・システム)を持つダンパーが与えられ、3段階から任意に特性を選ぶことができる。剛性の高い車体に支えられたスムーズに動く足まわりが、20インチタイヤをしなやかに路面を捉えさせます。
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